人口増加に伴い需要が拡大すると見込まれるインド。旺盛な消費意欲の取り込みを狙い、日系企業が数多く進出する。最近は製造業だけでなく、人々の日常生活により密着する小売企業が打って出ることを次々と表明している。ただ、一口にインドと言っても国土は広い。国内には約30もの州がある。どの州に、どのような日系企業の業種が集まっているのか、独自に算出した。
※本記事は週刊東洋経済1月25日号第2特集「変貌するインドビジネス」の関連オリジナル記事です。
インドに構える日系企業の拠点数が、グングン増えている。記事下図1を見てほしい。日系企業が現地に置いた拠点数は2018年時点で5102と、この10年で6倍に拡大。進出企業数も、3倍弱の同1441社に増えた。
現在、現地に進出する日系企業のうち、製造業が半分近くを占める。これまでは、インドに打って出る主力業種は自動車、電機業界といったメーカーだった。
そういった企業は、インドのどこに進出しているのか。それを探るべく、東洋経済は「海外企業進出データ2019年版」を基に、インドの州ごとに、どのような業種が多いのかを独自に集計してみた。記事下図3の円グラフがそれだ。
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