アジアを熟知する男が激白、日本人の大いなる勘違い INTERVIEW/イオン クレジット サービス インディア プライベート リミテッド 社長 前田大輔
金融会社から見たインドビジネスの独特の構造・仕組みとは。
日本のGMS(総合スーパー)最大手、イオン傘下のイオンフィナンシャルサービス(FS)は、グループ企業が海外進出する際の“先兵役”を担うことが多い。グループ他社に先駆けて現地進出し、金融サービスを展開するだけでなく、インフラ整備状況など市場調査も行う。グループ企業はそういった情報を基に、進出するかどうかを判断する。
インドでも同様の役回りで、イオンFSは2013年に現地事業を開始。だが、現在のところイオンモールなどグループ企業の出店計画は上がっていない。
17年に着任したイオンFSインド現地法人の前田大輔社長はタイなどアジア拠点での駐在期間が約15年に及び、カンボジア現法を立ち上げた実績もあるなど「アジアを熟知する男」だ。グループのインド進出はあるのか。インドと東南アジアのビジネス面での違いは何か。前田社長を直撃した。
インドはずっと赤字
──インド現法の現況は?
イオンFSはアジアにいち早く進出した。1987年に香港、90年代にタイ、マレーシアなどで事業を開始し、現在はアジア11カ国に展開している。とくにクレジットカード事業の拡大などで、東南アジアではプレゼンスがある。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら