人気の狭小戸建ての品質に、専門家からは疑問の声も。
東京都品川区で新築戸建てが4380万円、文京区でも5780万円──。
新築マンションの価格高騰が続く中、驚くような低価格の新築戸建てが人気を集めている。販売しているのは、独立系の不動産会社、オープンハウスだ。同社は1996年創業、2001年に新築戸建ての販売に参入し、13年に上場した新興企業。「東京に、家を持とう。」のキャッチフレーズで、テレビCMやネット広告を展開。ここ数年、都内の木造戸建て住宅販売で急成長を遂げている。
土地の仕入れに強み 逆張りの戦略で急成長
都内では共働き世帯の比率が50%近くに達しており、子育てのことを考えれば通勤時間の短縮は必須。だが、新築マンションの平均販売価格は高騰し、中古マンション価格も過去最高水準にある(→前記事参照)。もちろん、土地を買って一軒家を建てる余裕はない。東京の戸建てもマンションと同様に価格の高騰と敷地の狭小化が進んでいる。このような世帯年収600万~800万円の層に目をつけたのが、オープンハウスだ。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら