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「成果は出始めたが、まだ非常事態だ」 Interview|フジテレビジョン社長 宮内正喜

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亀山千広前社長からバトンを受け取り約1年半が経過。宮内正喜社長に経営改革の手応えを聞いた。

みやうち・まさき●1967年入社。営業や編成、秘書室長などを経験。2007年に岡山放送社長、15年にBSフジ社長に就任。17年6月から現職。(撮影:尾形文繁)

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──就任後、会社はどう変わったか?

組織改革を進め、予算制度も変え、中期計画も立てた。テレビ局は視聴率が少しでも上がると雰囲気が変わる。ここに来て、ドラマや映画、イベントなど、フジの得意技で成果が出始めてきたという実感がある。

──フジ本体への復帰は約10年ぶり。感覚を取り戻すためにやったことは。

10年で会社も変わったので、あらゆる現場に足を運んだ。会社を支えている社員を知らないと話にならない。社員とはざっくばらんに食堂でランチもしている。うちの社員は社長相手でもまったく緊張しない。

収録現場ではスタッフをはじめ芸能事務所や代理店関係者、出演者の方もいて、直接話を聞いて回った。ありとあらゆる現場を見て、熱気は失われていないことを実感した。何かのきっかけを作れば絶対に爆発する、そう思ってやってきた。

──就任と同時に、編成局に権限を集中させる組織改革を行った。

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