社会人の学びは多岐にわたるが、王道は専門のスクールに通うことだ。大学院からオンライン講座、特定のスキルを磨く学校まで、代表的な学習の場とその効果を紹介する。
通学タイプ|あの手この手でWebに対抗
ネット全盛の時代だからこそ、リアルの強みを生かす──。そのような姿勢で次々と新たな学習メニューをそろえるのが、通学タイプの教室やセミナーである。
全国30校で800講座以上を展開するヒューマンアカデミー。同社が注力するのが日本語教師の養成講座だ。追い風は留学生など日本語学習者の増加。文化庁によると2011年度から5年で7割増え20万人を突破した。代表取締役の新井孝高氏は、「定年退職後に日本語教師を目指す人は多い。受講者の4割は50代以上」と話す。
おもてなしニーズの高まりから、日本伝統文化伝承師の資格に対応した体験型の講座も人気。イベントの企画や集客の手法を学ぶこともできる。
教室ならではの体験
一方で「ワインアカデミー」を展開するのが、パソナグループ傘下のキャプラン。「ワインはプレゼントや会話のネタとしてビジネスツールになる」(研修ソリューション営業部の臼井秀光氏)。趣味のためだけでなく、キャリア志向の高い社会人の需要も増えているという。テイスティングや食べ物との組み合わせなど、スマホ画面を見るだけでは学びにくい内容を教える。
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