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カネの出所がどこであっても研究内容で判断するべきだ [INTERVIEW]JT常務執行役員 佐藤誠記

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たばこはリラックスとか安らぎとか、いろいろな理由で世界中の多くの方々に愛好されている大人の嗜好品です。一方で、肺ガンなど重大な疾病のリスクファクターであることは、私どもも認識しています。ですから、リスクに関する適切な情報を知ったうえで、成人個々人が吸うのか吸わないのかを決めていくものであろうと考えています。

JT常務執行役員 佐藤誠記

ただ、肺ガンでもそうですが、リスクファクターと言われるものは非常にたくさんあるわけですね。男性、女性で違うし、食事や大気汚染、運動、野菜の摂取も結構大きい。WHOの資料に、(健康と障害を合わせた)「障害調整生存年」という指標があります。そこでいちばん大きい要因が栄養失調、そしてエイズなどです。続いてたばこ、アルコール(飲酒運転事故含む)がほぼ同じ。こうした中で、リスクに応じたバランスのとれた規制をしていくことが必要だと考えています。たばこ1つを規制すればすべての物事が済む話ではないと思います。

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