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関東五輪は成功するか ゼネコンは仲良くすみ分け

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「東京の奥座敷であった伊豆を『世界の伊豆』へ引き上げていこう!」

昨年12月にIOC(国際オリンピック委員会)理事会で、東京五輪の自転車競技の会場が静岡県伊豆市へ変更することが認められた。決定を受けて伊豆市内では記念セレモニーが行われ、菊地豊市長は冒頭の掛け声で参加者たちを鼓舞した。

当初計画では、東京都有明に自転車競技の仮設会場が設置される予定だった。しかし建設費高騰を受けて、自転車のトラックレースについては「伊豆ベロドローム」に変更、マウンテンバイクも伊豆の既存コースで開催される。いずれの会場も伊豆箱根鉄道・修善寺駅からバスで20分移動するため、東京から2時間以上はかかってしまう。

思いがけない五輪開催に地元は盛り上がるが、いいことばかりでもない。シャトルバスが通る県道80号線は道路幅が狭く、「2カ所の拡張工事が必要」(伊豆市のオリンピック・パラリンピック推進課)。さらには、「選手を輸送するバスで通行止めにすると、海水浴シーズンの観光客に影響が出るかもしれない」(同)という不安もある。外国人選手に地元の温泉旅館を提供するわけにもいかず、伊東市周辺でホテルを探すなど準備に追われている。

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