私立大学に入学して下宿するなら、入学までに約200万円かかる──。そんな大学生の生活実態がわかった。
これは全国大学生活協同組合連合会(大学生協連)が発表した「2015年度保護者に聞く新入生調査報告書」(16年1月発表、以下、生協連A)によるものだ。これに加え、同じ大学生協連が今年2月に発表した「第51回学生の消費生活に関する実態調査」(以下、生協連B)と、日本学生支援機構(JASSO)の「平成26年(14年)学生生活調査結果」(以下、JASSO)を基に、学生生活にどれほどのおカネがかかるか、その実態を見てみよう。
生協連Aで受験から入学までにかかった費用をみると、14年4月に実施された消費増税の影響を受け、教科書・教材購入費や生活用品購入費用などが増加。私立大生の自宅・下宿生平均では159万4900円から161万5800円と前年比で約2万円増えた。一方、国公立大生は自宅・下宿生平均で144万4000円と約4万円減少しているが、これについては授業料分納を導入し、入学時に納める授業料が少なくて済む国公立大が増えていることが影響しているようだ。
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