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関西私大は「食」で攻める 産官学連携強化や関連学部の新設が続々

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産官学連携が強みの近畿大

関西では食の分野に力を入れる大学が増えている。まずは「近大マグロ」の近畿大学。付属の水産研究所が世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功したことで、近大の知名度とブランドイメージは大きく向上した。マグロ以外にも、「うなぎ味のナマズ」や「霜降り豚肉」など、農学部や生物理工学部が新たな品種を開発し続けている。

産官学連携で開発した商品。原料の生産からペーストの加工、販促までを担当した金時芋ジェラートをはじめ、深く携わることが多い(撮影:ヒラオカスタジオ)

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一方で、企業や自治体との産官学連携にも力を入れる。エースコックと共同開発した近大マグロの中骨を用いたカップラーメンや精米機メーカーなどと開発した健康米、奈良県平群町との連携で生み出した金時芋ジェラートなどは、その一例だ。

企業などから相談を持ちかけられることも多く、食以外の分野も含め2015年度は年間300件近い相談があった。民間企業からの受託研究受け入れ件数は239件(14年度)と、全国の大学で2番目に多い。

「建学の精神『実学教育』を実践するには、産官学連携は格好の機会。学生を開発に携わらせることで、自分のやってきた勉強が何に生かせるのかがわかる」(宗像惠教授)。

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