11月13日午後9時(日本時間14日午前5時)過ぎに発生したパリ同時多発テロ。その第一報に接し、首相官邸に激震が走った。
折しも安倍晋三首相は、15~16日に開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議出席のためトルコのイスタンブールに滞在していた。テロ発生は、エルドアン大統領主催の歓迎夕食会を終えて宿舎のチュラーンパレス・ケンピンスキー・ホテルに戻って間もなくのことだった。
直ちに留守役の菅義偉内閣官房長官に連絡を取り、パリの日本大使館に現地対策本部、官邸に情報連絡室の設置を指示した。
そして17日午前11時54分、政府専用機で羽田空港に降り立った安倍首相は官邸に直行、同0時37分に国家安全保障会議を招集した。
その翌日にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議(18~19日)出席のためフィリピン・マニラに向かい、さらにマレーシアのクアラルンプールで開かれた東アジア首脳会議(EAS)と東南アジア諸国連合(ASEAN)+日中韓首脳会議(21~22日)に出席した。
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