長期投資と短期売買で金融パニックを乗り越える―。超進化を遂げるETFの実力を見てみよう。
国際分散投資に最適
point1 下落相場に強い
8月下旬からの世界同時株安。「株はこりごり」と嘆く投資家がいる一方、富裕層や老後資金積み立て中のビジネスパーソンは「何に資金を向ければよいのか」と悩んでいることだろう。
株価調整に勝てる投資
こうした中、「相場の変動は関係ない。当初決めた資産配分に沿って少しずつ積み立て投資していく」という投資家層が存在する。その1人、投資歴10年以上の40代の会社員は「相場下落でも気にせず買い増していったことで、相場が回復したときには既投資分と合わせ驚くほどの資産額のV字回復を実現できた」と言う。相場下落はむしろ好機と言いたげだ。
彼らの投資スタイルに共通するのは、1.自分のリスク許容度に沿って国際分散ポートフォリオを組み、2.それによる長期投資でリターンを狙う(バイ&ホールド)という戦略だ。この投資法の肝は2つある。1つは最大損失額が自分の許容範囲に収まるようなポートフォリオを作ることだ。価格下落に耐えられず資産を売ってしまうと、その後の相場回復を享受できず、損失だけが残る。
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