トワイライトエクスプレス寝台券入手の極意 【前編】超人気でも、発車直前に買える!

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「列車によっては直前まで販売しない席があり、出発直前に突如空席が出ることがあるんです。全席指定の列車が満席の場合はいったん立席特急券を購入しておき、改札口に入るギリギリまで「サイバーステーション」「えきねっと」 などをチェックしてください」

要は、その列車に絶対乗るんだという熱意が大切。目当ての列車が実際に発車するまで、チャンスはゼロではない。特に寝台列車はネット販売をしていないので、駅の窓口を見かけるたびにチャレンジすることになる。

あきらめず、最後まで粘ることが肝心

もっとも、1日に何度も駅の窓口に足を運ぶのは現実的ではないだろう。信頼できる旅行会社でキャンセル待ちを依頼するのがお勧めだ。旅行会社は、駅の窓口よりも柔軟に対応してもらえることが多い。

ある程度顔を知っている係員がいるなら相談してみよう。指定券に「裏口」はないが、手の空いた時間や、他の指定券を手配するついでに調べてもらえるかもしれない。1回でも多く調べてもらえれば、それだけチャンスは増える。数は少ないが、JRの駅で常時キャンセル待ちを受け付けている所もあるので、訪ねてみるとよい。

JR西日本は電話予約サービスも実施しているが、今の時期は問い合わせが集中することが多くあまりお勧めできない。どうしても駅に行けない時などに、節度を持って利用すれば選択肢のひとつになるだろう。

最後に「トワイライトエクスプレス」のキャンセル券をキャッチするコツをまとめると、

・発売日の午後から夜にかけて

・乗車希望日の2日前

・乗車希望日当日、出発直前まで

という、3つのタイミングを念頭に置きつつ、

・駅の窓口を見かけたら時間が許す限り聞き

・旅行会社にキャンセル待ちを依頼

という地道な努力が大切。もちろん、こうした努力は年末年始の急な旅にも有効だ。

「トワイライトエクスプレス」や「北斗星」に乗りたければ、とにかくあきらめちゃダメ。ねばり勝ちを目指して頑張ろう。

次回は、毎朝10時に全国の駅で熾烈な競争が行われている「10時打ち」による指定券予約ついて、そのテクニックを紹介しよう。

栗原 景 ジャーナリスト

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くりはら・かげり / Kageri Kurihara

1971年東京生まれ。出版社勤務を経て2001年独立。旅と鉄道、韓国をテーマに取材・執筆。著書に『新幹線の車窓から~東海道新幹線編』(メディアファクトリー)、『国鉄時代の貨物列車を知ろう』(実業之日本社)等。

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