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二極化する「開業医」の世界 成功するににはコツがある

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都心で高まりつつある開業熱。成功には、立地選定とネット対策を強化する必要がある。

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リーマンショック後に落ち込んでいた開業ニーズが、ここ最近盛り返している。特に、都心で開業を希望する勤務医が増えている。2013年度の新規開業数は東京で363件(前年度比46件増)、大阪で192件(同39件増)だった(医薬品卸のメディセオ調べ)。

臨床現場に長く立ち続けたいという思いから、開業を考える勤務医は多い。大学病院では年次が上がれば臨床に携わる機会は減り、60歳で定年を迎えることが多い。大田区の内科クリニック院長(60代)は、「大学病院での“あがり”が見えたので、40代半ばで開業を決意した」と話す。定年間近の教授や准教授クラスが開業するケースもある。

金銭面、勤務条件面での期待は大きい。勤務医の平均年収は、最も開業が多い年代である40代半ばでアルバイト代を含め1500万円程度だ。病院勤務の傍ら休みの日にアルバイトをしていると考えれば、決して高給取りとはいえない。開業し成功すれば、年収数千万円も夢ではない。休診の日は家族との時間も取れる。

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