有料会員限定

ワーママのカリスマ Facebook・COO サンドバーグの突破力 日本の現状ははるか遠く

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
Sheryl Sandberg / シェリル・サンドバーグ
1969年米ワシントンDC生まれ。43歳。世界銀行やマッキンゼー、サマーズ財務長官の首席補佐官、グーグル副社長を経て、2008年3月より現職。マーク・ザッカーバーグCEOに次ぐナンバー2に。ハーバード大学大学院でMBA取得。夫のデーブ・ゴールドバーグ氏はVCのCEOで、2児とともに、カリフォル二ア州在住。著書『LEAN IN』はベストセラー(AFP=時事)

特集「ワーキングマザー」の他の記事を読む

7月上旬、米フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOOが来日した。米マスメディアの「パワフルな女性」世界ランキングで、上位にも選出される働く2児の母だ。来日は著書『LEAN IN』出版の記念イベントのためだったが、実質2日間の来日中、安倍晋三首相にも面会し、女性リーダーについての講演やメディアのインタビューを意欲的にこなしていた。

筆者は『LEAN IN』に序文を寄せ、来日中のサンドバーグ氏と一緒にパネルディスカッションにも参加した。実際に会った彼女は、米財務省や米グーグルでも実績を挙げたエネルギッシュな女性で、しかも2人の子どもをかわいがる普通のお母さん、という印象だった。

サンドバーグ氏は米国社会の指導層が依然男性優位であるのを指摘し、働く女性たちに、もっと自信を持って“一歩踏み出し”(=リーン・イン)、キャリアと家庭の両方で成功を目指せ、と呼びかけている。そのための方法論を自分の失敗談も含め、率直に読者に語りかけた。筆者も子どもたちを育てながら仕事をしてきたが、「キャリアははしごではなくジャングルジム」「仕事と家庭は二項対立ではない」という言葉には、大いに共感を覚えた。

関連記事
トピックボードAD