外国語の壁は理系思考で壊す 杉本大一郎著
日本人は英語の学習に膨大な時間と労力をかけているにもかかわらず、なかなか自由に使えるようにならない。なぜか。著者は学校で習うやり方が効果的とは限らないと指摘し、現実を直視せよと主張する。曰(いわ)く、発音や文法がおかしくても通用する英語はある。外国語習得は目的ではなく手段であると考えれば、いわゆる「英語の教え方」とは異なるアプローチがあるのではないか、と。
言葉は音ではなく意味と内容で伝わる。大切なのは発音よりも語彙と論理構成だ。語彙は外国語の造語法を知れば芋づる式に増える。宇宙物理学者が自身の経験を基に、科学的思考で言語そのものを理解する新しい外国語習得方法を提唱する。
集英社新書 735円
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