今年の｢住宅ローン控除｣で知っておくべき変更点 今年の改正では契約時期と床面積に注意！

住宅ローン控除は、一定の条件をクリアしていないと、受けることができません。申告にあたっては、念のため、下図のフローチャートで控除ができるかを確認しておきましょう。

出典：『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和4年3月15日締切分』

『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和4年3月15日締切分』（KADOKAWA）。書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

夫婦共有名義でマイホームを取得したときは、それぞれが住宅ローン控除を受けることができます。ただし、夫と妻がそれぞれ別々に住宅ローンを組んで、それぞれの収入から住宅ローンを返済していることが条件です。

また、マイホームの購入後に転勤したときは、単身赴任をして家族（生計を一にしている）が引き続きマイホームに住んでいれば、住宅ローン控除を受けることができます。しかし、家族全員が引っ越したケースでは、元のマイホームに再居住するまで住宅ローン控除を受けることはできません。

スマホを使って国税庁のHPからカンタン申告！

申告書の書き方は後述しますが、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を使えば、申告書の作成はカンタンです。会社勤めの方や年金収入のある方は、スマートフォンを使った申告も可能なので、チャレンジしてみましょう。画面の指示に従って入力していけばよいだけ。計算間違いもなくなります。

出典：『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和4年3月15日締切分』

さらにe-Tax（インターネットを使った電子申告）を申し込めば、申告書の作成から提出まで、すべてインターネット経由で行うことができるようになります。申告の際に提出が必要な登記事項証明書などもPDFでの送信が可能です。

e-Taxの申し込み方法は、下図のとおり。申告期間中は、24時間申告が可能になっています。

出典：『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和4年3月15日締切分』