2012年新卒採用が本格スタート--企業の採用意欲は盛り上がらず

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2012年新卒採用が本格スタート--企業の採用意欲は盛り上がらず

10月2日、3日、楽天が主催する合同企業説明会「みん就フォーラム」が、東京都港区の六本木ヒルズで行われ、2012年4月入社を目指す現3年生の就職活動が本格的に始まった。

出展企業は62社。2日間で約7000人の学生が参加し、会場は熱気に包まれた。

前年に続いて、厳しい就職戦線が続く

4日には楽天と楽天リサーチが運営する就職サイト「みんなの就職活動日記」が12年新卒採用に関するインターネット調査の結果を発表した(9月10日から12日にかけて楽天リサーチ登録モニターの中から、全国の20~69歳の男女計800人の人事担当者を対象に調査が行われた)。

12年卒の新卒採用人数について質問したところ、「昨年に比べ採用人数は横ばい予定」(49.5%)がトップ。昨年秋に実施した同様の調査を比較したところ、「減らす」との回答が7.2ポイント減少し、「増やす」との回答が3.4ポイント増加している。

新卒採用が回復するようにも見えるが、「横ばい」が半数近い数字となっており、依然として学生にとっては厳しい状況が続くと見るほうが正確だ。

「昨年に比べ採用人数は減らす予定」と回答した人に、昨年と比較してどのくらい採用人数を減らす予定かを聞いたところ、「21%~30%減」(24.3%)がトップ。

一方「昨年に比べ採用人数は増やす予定」と回答した人にどのくらい増やすかを聞いたところ、「1%~10%増」(35.9%)がトップだった。昨年に比べ、最も多い回答の減少率・増加率は、ともに悪化しており、企業の新卒採用への慎重な姿勢がわかる。

(東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之)

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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