「ロボット銃」、救難ヘリの弱点を克服 <動画>イスラエルの企業が開発
戦場で負傷者を救助するために、敵対勢力が支配する地域を低空飛行するとき、ヘリコプターは最も危険な状態に置かれる。
イスラエルの新興企業であるデューク・エアボーン・システムズのサジ・アハロンCEOによれば、救助ヘリコプターは、銃撃戦のさなかを捜索し、着陸し、急いで離陸するときに行う制圧射撃のための装備が十分ではない。ほとんどの救助ヘリコプターが、兵士が操る手動の銃を装備しているだけだ。ところが、同社のシステムは制圧射撃のプロセスを自動化する。
全方向を標的にできる自律的兵器
アハロンCEOは次のように言う。「アパッチなどの攻撃を目的とする攻撃ヘリコプターではなく、私が言っているのはヘリコプターを防護するためのシステムです。できる限り迅速に攻撃目標を見つけて、反撃する必要があります。捜索救援ヘリコプターのために当社が提供するのはそのユニークな手段です」。
ユニークな手段とは、全方向を標的にできる自律的な兵器である、とアハロンCEOは述べる。この兵器は、最大の安定性と正確性をもたらす最先端の自動システムと、潜在的な危険を正確に特定する数多くのセンサーから構成される。「システムの照準を迅速に合わせるために、攻撃源と発射地点を発見するセンサーを利用します。できるだけ速くその脅威にシステムを向けるためです。そうすることにより、パイロットのために即時に対応できます」(アハロンCEO)。
その対応のおかげで、パイロットは危険地帯を脱出することに集中できる。アハロン氏によれば、このシステムはさまざまな輸送手段に採用可能で、そこにはボート、地上輸送車両どころか無人飛行機さえ含まれる。
現在この兵器はまだ開発段階であるが、アハロン氏の見積もりでは1年以内に実用レベルの試作機が完成する。
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