あなたは大丈夫? 不眠・うつ--今やメンタルヘルス不全が働く人にとって最も怖い病気に
日本の自殺者数は98年以来、12年連続で年間3万人を突破。98年は完全失業率が4%台に達した年で、前年には山一証券破綻など金融危機が深刻化していた。
自殺者増加の中心層は、性別・年齢別では45~64歳の中高年男性。25~44歳の男性がそれに続く。09年時点では、遺書などで自殺の原因が特定できた人のうち、3割弱がうつ病を抱えていた。
自殺という最悪の結果に至らなくても、うつ病になると会社勤めや家事などが難しくなり、経済的・社会的な苦境に陥りやすい。治療が長引きがちなうえ、休職・退職した場合、何とか症状が落ち着いても、復職や再就職が次なるハードルになる。
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