資産3億の個人投資家「トヨタは成長株」と思う訳 決算短信を分析すれば見えてくる企業の実力

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日本一の時価総額であるトヨタ自動車の決算短信の見方を伝授します(写真:木皮透庸)
会社員として働きながら、成長株で3億円超の資産を築いたはっしゃん氏の投資法は決算短信を分析し、高い成長が見込める企業への中・長期投資で資産を増やす「成長株投資」です。はっしゃん氏は「キャッシュフロー(CF)計算書を見れば、その企業の収益力や成長力を判断できる」と言います。
今回はトヨタ自動車のCF計算書を例に、キャッシュフローの読み解き方と評価のポイントを解説します
※本稿ははっしゃん氏の新著『株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える 決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方』を一部抜粋・再構成したものです。
前回:3億円築いた元会社員が語る「成長株発見」5つの技

トヨタのキャッシュフロー計算書を読み解く

私がウォッチしている成長企業の中には、日本一の時価総額を誇るトヨタ自動車も入っています。

言うまでもなく日本を代表する自動車メーカーですが、私は成長株として見ています。最近は自社を「モビリティカンパニー」と呼び、自動運転技術や水素エンジン、全固体電池など次世代成長分野への投資を進めています。

日本一のトヨタ自動車でも2021年3月期決算のキャッシュフロー計算書(CF)は1ページだけの簡単なものです。注目すべきポイント5カ所を赤字で示しました。

(画像提供:KADOKAWA)
■POINT①⑤ 現金及び現金同等物の残高

現金及び現金同等物の残高とは、会社がその決算期にどれだけの現金や預貯金など現金同等物を保有しているか、その残高を示したものです。

企業活動には何かとお金が必要ですから、原則としては残高が大きいほど好ましいですが、利益を生み出すことに活用できていない現金が多く内部留保されていると資本効率が悪化しますので、投資家から敬遠されることもあります。また、極端に少ないと資金ショート=倒産のリスクが高くなります。

その決算期に企業が現金を稼いで、期首(①)と比べて期末(⑤)に残高が増加していると、経営状況は良好と判断できます。

小幅のマイナスはあまり気にする必要はありませんが、3年5年単位で見ると右肩上がりに増加していくのが健全な状態です。

上場から日が浅い新興銘柄の場合、上場による資金調達でキャッシュ残高が非常に潤沢ですが、通常はその後、成長のための先行投資で減っていきます。同様に増資や借り入れで資金を調達した場合も増加します。

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