労務費は、ここ2年で2割以上高騰した状況などを反映したもの。一方、新たな技術については、リニア車両で使用する照明や空調等の電力を誘導集電で賄う方式を指す。これは、リニア車両は地上から浮上した状態で走行しているため、一般の鉄道車両のようにパンタグラフを通じて電気を取り込むことができないからだ。当初は車両内にガスタービン発電機を搭載することで賄おうとしていたが、電気誘導作用を応用した、電線等に頼らないで電気を通す技術が確立。このシステムをリニア車両に採用することに決めた。約2000億円の費用増につながるというが、火災リスクや排気ガス発生の低減につながるだけでなく、「トンネル内での安全性の確保や排気施設の簡素化などトータルでのメリットは多い」とJR東海は説明する。
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