「新卒採用が多い未上場会社」ランキングTOP127 コロナ禍でも新卒採用に積極的な企業はどこか

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マスクの製造販売も手がけるアイリスオーヤマ(写真:日刊工業新聞/共同通信イメージズ)

厚生労働省と文部科学省が共同で調査した2021年3月大卒者の就職率は2021年4月1日現在で96.0%と高水準を維持している。また、リクルートワークス研究所が同年4月に発表した2022年卒の大卒求人倍率は1.50倍で、コロナ禍でも新卒採用は売り手市場が続きそうだ。

売り手市場といっても就活生に人気のある大企業の競争率は高いもの。就職活動で就活生の目が行きがちな大企業は、株式を証券取引所に上場している会社(上場会社)であることが多い。だが、日本の法人約275万社のうち上場会社はわずか3800社程度で、株式を証券取引所に上場していない会社(未上場会社)がその99%以上を占めている。

そこで東洋経済新報社が2021年9月に刊行した『会社四季報 未上場会社版』のデータを基に、未上場会社の2022年採用予定者数が70人以上の会社をランキング形式でまとめてみた。ランキングは掲載会社のうち、2022年の新卒採用予定数が多い順に並べている。

トップは1405人採用予定の日本郵便

首位は上場会社の日本郵政傘下の日本郵便。同社は全国2.4万の郵便局網軸に郵便、国内・国際物流、銀行・保険窓口業務など展開している。上場会社が親会社の場合、グループで一括採用する会社もあれば、独自に採用活動を行う会社もあるので注意が必要だ。

『2022年版 会社四季報 未上場会社版』(2021年9月発売)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

2位は日本生命は民間生命保険の最大手。生命保険業界は大手に未上場会社が多い業界で、4位に明治安田生命、11位に住友生命もランクインしている。

同じく2位のアイリスオーヤマは仙台に本社を置く、生活用品の企画・製造・販売会社だ。近年は家電や食品事業にも参入し業容を拡大している。

6位のLEOCは全国約2600カ所の社員食堂・病院・介護福祉施設、保育園・アスリート施設などへフードサービスを提供し、社員80歳定年制を敷いている。

未上場会社は就活生の注目度が上場会社よりも低いため、同じ業界の上場会社に比べて競争率が低い可能性もある。上場会社だけではなく未上場会社にも目を向け、幅広く就職先を検討するのがよいだろう。それでは、ランキングを見ていこう。

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