アルピナ「B8」超高級車2557万円の揺るぎない価値 最高峰の機能・性能、誰がどう買っているのか
アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限&合資会社の日本総代理店であるニコル・オートモビルズ合同会社は9月29日、BMWアルピナの最高級ラインナップのひとつである「B8 グラン クーペ」を発売すると発表した。
B8 グラン クーペはBMWの高級車「8シリーズ グラン クーペ」をベースとして、高性能化し洗練性をさらに高めたエンジンと、その出力を受容し、さらに快適な乗車体験を生み出す電子制御サスペンションを搭載、内外装にもアルピナ独自の豪華装備を加えたもので、ごく簡単にいえば「とても特別なBMW」である。車両本体価格(10月1日改定、消費税込み)は2557万円である。
最大トルク800Nm、巡航最高速度324km/h
少し詳しく説明していくと、2つのターボチャージャーで過給されるエンジンはV型8気筒で4394ccの総排気量を持ち、最高出力457kW(621ps)/5500〜6500rpm、最大トルク800Nm(81.6mkg)/2000~5000rpmを発生。アルピナ・スウィッチ・トロニック付き8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションを介した加速性能は発進から100km/hへの所要時間が3.4秒、瞬間的なトップスピードではなく巡航を続けられる最高速度が324km/hにおよぶ。車両重量は2140kgである。
足まわりには電子制御されるアダプティブ・ダンパーを備え、コンフォート・プラスからスポーツ・プラスまで設定を変更可能。後輪を最大2.3°の範囲で左右に操舵するインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングにより、操縦安定性と敏捷性の両立を図っている。
アルピナ伝統の放射状20スポーク・デザインを備える21インチ鍛造アロイホイールには、ピレリ製専用開発タイヤが備わり、ブレンボ製4ピストン固定キャリパーと巨大なブレーキディスクが内蔵される。リアアクスルにはコーナリング中の安定的な加減速に寄与するリミテッド・スリップ・ディファレンシャルも搭載される。
インテリアは、最新のBMW 8シリーズから最先端のナビゲーションやインフォテインメント・システム、自動運転支援システムを継承する。多彩な調整機構を備えるシート、皮革で包まれたダッシュボードも同様だが、アルピナのエンブレムをレーザー刻印したクリスタル仕様のiDriveコントローラーが、このB8 グラン クーペならではの見せ場である。
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