ボーナス払えず苦悶する社長を救った発想の転換 平社員が知らない「社長の悩み」の内実とは?
感情を整えれば思考が変わる
社長というのは、本当につらいものです。
「来年からは、取引を停止したい」
そんなことを、突然、宣言されるのも社長。
もしかしたら、来月は不渡りを出してしまうのでは……と、眠れない日々を過ごすのも社長。
新型コロナでほとんどお店にくるお客様がいないのに、「その日の売り上げ」を毎日、震えながら確認しなければならないのも社長です。
なんと、因果な商売でしょうか!
私自身も、中小企業の跡取りとして生まれ、後継者としての苦悩を数々経験しています。
経理担当役員兼新人として入社した父の会社では、本当に想定外の事態が続き、私は、資金繰りに追われる日々を過ごしました。
役員の私でさえ、毎日、眠れないほどつらかったのです。
そんな私は、現在、日々「経営者としての重圧」に苦しむ社長さんやリーダーたちに、私自身が救われた「感情コンサル」を行っています。
感情コンサルとは、怒り、悲しみ、悔しさなどのマイナス感情を抱えて悩んでいる人の話を聞き、心を整えること。
経営者の感情が整えば思考が変わります。マイナス思考に陥りがちな社長さんは、その奥にある感情を整えることで、思考が変わります。そして、思考が変われば行動が変わります。行動が変われば、それが結果に表れて、会社の業績が向上します。
これまで、私自身も含めて数えきれないほどの実例でこのパターンを目の当たりにしてきた中で、この一連の流れを、「感情と結果の法則」と名付けました。
私の感情コンサルを受けた社長さんの多くが悩みから解放され、それだけでなく、社員の方たちとの関係が良好なものになり、やる気がアップし、業績向上が実現しています。
そんな社長さんたちの中から、今回は、40代の製造業社長東田勝弘さん(仮名)の例をご紹介しましょう。
※なお、事例は実例をベースにしていますが、個人を特定できないように脚色を加えています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら