「楽天で年14万ポイント稼ぐ」50代会社員の技法 コツを知れば誰でもできる「ポイ活」の始め方
自分の買い物行動を見直してみると、必ずどれかの共通ポイントを得ている、あるいは意識すれば得られるはず。貯めるコツとして、まずは自分が貯めやすいポイントがどれかを把握し、それを中心に貯めることだ。
Mさんが特に意識したことは、普段の買い物を「楽天市場」に集中させること。今までスーパーやドラッグストアで購入していた、トイレットペーパー、シャンプー&リンス、洗剤、薬などの日用品からコメ、飲料水、酒類、調味料などの生鮮食品以外の食材などを「楽天市場」での購入に切り替えた。こうした、生活必需品の購入でポイントを貯めることで、自然に貯まる仕組みができあがる。
共通ポイントは、加盟店や提携サイトで、ポイントカードを提示(提携サイトの場合は会員IDでログイン)すると、原則0.5~1%のポイントが還元される。加えて、ポイントが貯まるクレジットカードでの決済の1%がプラスされ、還元率は1.5~2%に上がる。基本の還元率で買い物をしても、Mさんのように年間約14万ポイントを貯めるのは、容易なことではない。
大量のポイントを獲得するには、つねに還元率をあげる工夫をすることが鉄則だ。Mさんもその仕組みを中心に活用し、購入金額に対して、還元率5%、10%を達成できるようにして、多くのポイントを貯めた。
楽天のスーパーポイントアッププログラムを活用
還元率アップの工夫の第1は、SPU(スーパーポイントアッププログラム)を活用すること。楽天ポイントには、楽天が展開するサービスを使うほど、楽天市場での買い物還元率が上がるSPUという仕組みがある。
楽天会員が受けられる還元率は通常1%。SPUは楽天カードの利用、楽天市場アプリでの買い物、楽天トラベルの利用など、16のサービスを利用するたびに、還元率が倍増され、最大で16倍まで増量されるというものだ。SPUの倍率は、毎月末時点に達成した倍率が、当月1日~末日までの買い物分に適用される。
Mさんが達成したSPUの倍率は、楽天会員1倍に、楽天プレミアム・ゴールドカード(年会費1万1000円)決済で+4倍、カードの代金を楽天銀行で引き落として+1倍、楽天市場アプリの利用で+0.5倍、楽天ブックスで書籍の購入で0.5倍と、常時7倍(1%→7%)の還元率を保っている。