日本の夫婦仲をブチ壊す「よくない空気」の正体 「妻が悪い」「夫が悪い」の応酬に思うこと

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日本で妊娠出産する人が全員手にするのがこの「母子健康手帳」。この手帳の名前に父親の存在がないことを不思議に思いませんか? フランスではシンプルに「健康手帳」、オランダでは「成長ガイド」。フランスの「健康手帳」では、本文イラストは男女半々で登場する決まりがあるそうです(写真:筆者提供)

この連載を長く読んでいただいてる方はご存じのとおり、私自身も、かつてはワンオペ育児に悩み苦しんでいた人間のひとりです。

でも今は、ワンオペ育児で夫だけを責めるコメントを読むと、その気持ちは理解しつつも、複雑な気持ちにもなってしまうのです。

なぜなら、その怒りの発露は、男女の分断をあおるだけで、問題の解決にはつながらないから。

もっともっと、その根本にある問題に注目してほしいから。

そんな気持ちで今回の話を描いてみたのですが、とはいえワンオペ育児を生み出す要素は複雑で、この短いマンガだけでは到底描ききれませんでした。

ワンオペ育児の根本にある問題に注目しよう

『ほしいのは「つかれない家族」 ワンオペ家事&育児に絶望した私が見つけた家族のシアワセ』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

その辺りの詳しくは、この連載に大幅な加筆修正をしてまとめた拙著『ほしいのは「つかれない家族」 ワンオペ家事&育児に絶望した私が見つけた家族のシアワセ』に書いていますので、ぜひこちらも読んでいただけると嬉しいです。

家族につかれる原因はいろいろありますが、相手を責めるだけではなく、お互いの背景を理解して、協力して前時代低気圧を打破し、自分たちにあった家事育児仕事の分担を決められる。

それが家庭にとっていちばんの幸せだと私は思うのです。

今回のヒントは……

パートナーへの怒りが止まらなくてつかれた

気持ちはわかります(涙)。
でも少し冷静になるためにも、
問題の根本について考えてみよう。
この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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