「エクリプスクロスPHEV」から見る三菱の再起 暮らしの安心という新たなクルマ選びの基準
三菱自動車工業のクロスオーバーSUV(スポーツ多目的車)であるエクリプスクロスがマイナーチェンジを発表。12月発売予定で10月15日より予約を開始した。さらにマイナーチェンジに伴い、プラグインハイブリッド車(PHEV)を追加したことで注目が集まっている。
改良の内容は、車体全長がやや長くなり、外観の造形も一部変更を受けた。それによって伸びやかで精悍な外観となった。走りのよさを強調し、洗練さが加わった魅力を見た目からも訴えかける。
ショートサーキットで走行性をチェック
新たに車種追加されたPHEVに、ショートサーキットで試乗する機会を得た。三菱自動車のPHEVは、前後輪にモーターを1つずつ装備し、4輪駆動を実現している。ガソリンエンジンは発電用動力として機能するほか、一部走行にも寄与する。前後輪のモーター駆動は、三菱自動車独自の車両統合運動制御(S-AWC=スーパー・オールホイールコントロール)により、4つのタイヤへ最適な駆動力を伝達することで安定した走行を実現し、また的確なコーナリングをサポートする制御が加えられる。
電子制御には、走行モードの選択肢があり、ノーマル/スノー/グラベル(未舗装路)/ターマック(舗装路)の4つ。今回試乗したショートサーキットでは、ノーマルとグラベルを切り替えて走行した。
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