「GoTo」利用で見落としがちな旅行保険の仕組み

病気カバーの有無の確認が大切になってくる

ただし、旅行会社などのパッケージプランに組み込まれている国内旅行傷害保険では、新型コロナ感染時に一時金が出るものがある。

例えば、ANAトラベラーズでは、同社Webサイトで国内ツアー「ANAトラベラーズダイナミックパッケージ」(2020年10月1日~2020年12月31日出発分)を予約すると、自動的に東京海上日動火災保険の国内旅行傷害保険「コロナお守りパック」が組み込まれる。

(外部配信先ではグラフや図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

主な特徴は2つで、旅行中および旅行終了後14日以内に感染が判明した場合に一時金2万円を支払う「新型コロナウイルス感染症一時金特約」と、医療相談サービス「メディカルアシスト」が付く。

24時間電話相談に乗ってくれるサポートも

もしも、新型コロナ感染の疑いがある場合、感染判定のためのPCR検査などの費用自体は、結果が陽性・陰性にかかわらず公費扱いとなり、自己負担はない。治療のための入院や医師の指示によるホテルでの療養については宿泊代・食事代は公費で賄われる。

ただし、ホテルなどの日用品の費用は自己負担となる。この国内旅行傷害保険からの一時金は、この入院時の日用品や消毒費用など想定外の費用が発生する可能性も考慮し、それをまかなう位置づけだ。

また、「メディカルアシスト」では、旅行期間中24時間対応で、救急科の専門医および看護師が、緊急医療相談や新型コロナウイルス相談などの電話相談に応じる。

旅行パックに組み込まれた国内旅行傷害保険に頼るのではなく、自分の保険で備えるのであれば、「医療保険」が王道だ。医療保険の主な保障内容を見てみよう。

まず「入院給付金」は、新型コロナに感染し、医師の指示のもと入院した場合は、通常の疾病での入院と同様に契約通りの給付金が受け取れる。新型コロナの疑いで入院を指示され、検査の結果、陰性であった場合でも、陽性の場合と同様に入院日数に応じて入院給付金を受け取れる。

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