投資家が待望する新型コロナ臨床試験データ

米国立衛生研究所によると臨床試験は300件超

 新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待されている医薬品の臨床試験データが出てくれば、米国株の反発が持続するかもしれないとして、投資家は結果の公表を待ち望んでいる。写真は米ミネソタ大学で3月19日撮影(2020年 ロイター/Craig Lassig)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待されている医薬品の臨床試験データが出てくれば、米国株の反発が持続するかもしれないとして、投資家は結果の公表を待ち望んでいる。

米ギリアド・サイエンシズ<GILD.O>の抗ウイルス治験薬レムデシビルの試験結果は、今月中に出るとみられている。スイスのロシュ・ホールディング<ROG.S>や米リジェネロン・ファーマスーティカルズ<REGN.O>などの医薬品についても、近く試験結果が出ると期待されている。

ワクチンは少なくとも1年先

専門家の予想では、新型コロナのワクチンが得られるのは少なくとも1年先になるとみられる。そうした中、治療薬を巡って何らかの進展があれば、投資家は感染拡大が抑制されて経済活動が一部再開する時期を予測しやすくなる。

「明るい臨床試験データが増えていけば、新型コロナもすべての疫病と同様、一過性の問題だという事実に胸をなでおろす投資家が増えるだろう」と語るのは、ナショナル・セキュリティーズの首席市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏だ。

米国その他の国々で、入院者数や集中治療を必要とする患者数に減速の兆しが出たこともあり、株価は反発に転じている。米S&P総合500種株価指数<.SPX>は、2月19日に付けた過去最高値からは約21%下落しているが、3月23日の安値からは19%持ち直した。

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