東野幸治「40代は年下の話を聞いたほうがいい」

タモリさんから教わった「人生で超大切な事」

極論を言えば、「自己主張なんていらない」、そう含み笑いを浮かべる。

「そもそもの話で、自分の自己主張が、合ってるのか合ってないのかという問題もありますよね。でも、自己主張はどこかで必要だから、僕はちょっとだけポケットから顔を覗かせている状況。 凡人は文句なんか言ったらあかん(笑)。

『この素晴らしき世界』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

すごいお金がかかっている番組で、お笑いレジェンドスターが『こんな客とやってられへん』って言える姿を見て、僕は『そんなふうな人間に、結果なれへんかったな』って思うんです。いろんな人がいるときに文句って、天才しか言ったらあかんねんなって」

「割り切ることにストレスはないのか?」と聞くと、間髪入れずに「ないです。ないから、いい落としどころを見つけたな、みたいな感じです」と答える。まるで高僧と話しているかのような感覚に陥る。『この素晴らしき世界』における各芸人に対する超が付くほどの客観視が、妙に腑に落ちる。

「よく、『今なんの番組が楽しいですか?』って聞かれるんですけど、困るんですよね。全部楽しい。勝手に自分で役割を見つけて楽しんでるし。全然楽しくなくて、全然おもろないなと思っても、『こんな楽しくない感じもあんねんな』って楽しめる」

タモリさんから貰ったアドバイス

とりわけ40歳になってから、そう思えるようになったという。「40歳になったら年下の意見を聞いたほうがいい。40歳から上の人は聞く必要ない」。最後にそう付言する。

「『いいとも』をやっているときに、タモリさんから言われたんです。なるほどなって。40歳を過ぎてくるとだんだん衰えてくる。僕らはテクニックでごまかしたりするけど、若い人には勝てないなって、どっかで諦めないとけないし。上の人に聞くのもいいんですけど、だいたい自分が思っている感じのことを言うんで(笑)。若い人はすっとんきょうな答えを返してくるけど刺激もある。だったら、年下の意見を聞いたほうがいいなと」

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • コロナ後を生き抜く
  • コロナショック、企業の針路
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
香港問題めぐり米中激突<br>加速するデカップリング

6月30日、「香港国家安全法」が施行されました。「一国二制度」の下での高度な自治が失われたとして、西側世界と中国の対立は一気に深まっています。米中経済の分離は、サプライチェーンの見直しなど、グローバル企業にも大きな変化を迫りそうです。