テスラが初のピックアップトラックEVを発表 アメリカで人気高い車種、2021年終盤に生産

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 米電気自動車(EV)メーカー、テスラは21日、ピックアップトラック型EVを公表した。写真は同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)。カリフォルニア州で6月に撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

[21日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラ<TSLA.O>は21日、ピックアップトラック型EVを公表した。米国で人気の高いピックアップトラックには初めての初参入で、米自動車大手の牙城をEVで切り崩す可能性がある。

ロサンゼルスで開かれた発表会で、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は新EVの販売価格は3万9900ドルからとなり、最大航続距離は500マイル(約800キロメートル)強になる見通しだと述べた。未来的な装甲車両のような外観となっている。[nL3N27M62Z]

マスク氏は「米国で最も売れている3車種はピックアップトラックだ。持続可能なエネルギーの問題を解決するため、われわれにはピックアップトラックが必要だ」と述べた。

生産は2021年終盤に開始する見通し。

マスク氏はこれより先にツイートで、新EVのデザインは1970年代に公開された人気スパイ映画シリーズの「007 私を愛したスパイ」に登場した潜水艇に変形するスポーツカー「ロータス・エスプリ」の影響を一部で受けたと説明した。

ピックアップトラック市場は現在、フォード・モーター<F.N>の「F150」並びにゼネラル・モーターズ(GM)とフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI><FCAU.N>のモデルが支配している。

ピックアップトラック型EVを投入することで、テスラの車種構成はピックアップトラック及びスポーツ用多目的車(SUV)により重心を置く。同社はこれまでセダン「モデルS」と「モデル3」を主に販売してきたが、SUVの「モデルX」も取り扱っており、来年からはコンパクトSUVの「モデルY」の販売を開始する。

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