『一番年齢の近い先輩とは10歳差が…』(30歳男) 城繁幸の非エリートキャリア相談

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<城繁幸氏の診断> 

 診断:『間接部門ではよくあること』


 こういうケースは多いですね。私の知人にも「永遠の若手」状態の30代は結構います。90年代以降、それまでの大量採用から厳選採用に移行する中で、営業や開発に優先的に新人を配属したため、内勤はたいていどこもそういう風になってしまっているわけです。

 ご指摘のとおり、年功序列型の企業の中で、この状況はかなり辛いものがあります。組織としては頭でっかちで作業する人間がいないんですね。

 では、会社としては現在の部門をどう考えているのでしょうか。こればっかりは経営者をつかまえて聞いてみないことにはわかりません。

 ただ、基本的に「いらない部門」というのはありえませんから。どんな業務にしても、オフィスを構えて社員を雇っている以上、基本的には必要なわけです。本当にいらない部門というのも、大企業であればあるにはありますが、そういう部署にはそもそも新人の配属自体まずありえません(私が知っている例では“お池のアヒルさんにえさをやる部署”というのがありますが、当然新人の配属はありません)。

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