日経平均は236円安、利益確定売りが先行 中国株安も影響だが円安で大崩れは免れる

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 11月9日、東京株式市場で日経平均は反落した。前日大幅高の反動で朝方から利益確定売りが先行。中国株の軟調推移もあり下げ幅は一時250円を超えたが、為替の円安が支えとなり大崩れは免れた。写真は東京証券取引所で10月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。前日大幅高の反動で朝方から利益確定売りが先行。中国株の軟調推移もあり下げ幅は一時250円を超えたが、為替の円安が支えとなり大崩れは免れた。

市場には、米長期金利の高止まりに対する警戒もあった。「米10年債利回りが3.2%を超える水準となっており、予断は許さない。2月や10月の株価急落は米金利の上昇が起点となっただけに注意が必要だ」(国内証券)との声が出ていた。

「前日大幅高の反動、中国株安、決算発表への警戒などで円安を生かしきれなかったが、特段悪材料が出ているわけではない。テクニカル的にも25日移動平均線がある2万2300円近辺は売り買いが交錯しやすい」(SBI証券の投資調査部長、鈴木英之氏)との指摘もあった。

TOPIXは0.49%安。セクター別では石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、機械などが下落率上位に並んだ。一方、繊維、空運、陸運、水産・農林などは堅調だった。

個別銘柄では、セーレン<3569.T>や福山通運<9075.T>が大幅続伸。8日に発表した2019年3月期の連結当期予想の上方修正や自社株買いが好感された。

一方、資生堂<4911.T>は反落。8日発表した18年1─9月期の連結営業利益は前年同期比43.5%増だったが、7─9月期は営業減益で、これを嫌気した売りが先行した。

東証1部の騰落数は、値上がり1047銘柄に対し、値下がりが971銘柄、変わらずが94銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22250.25 -236.67

寄り付き    22471.31

安値/高値   22226.01─22494.58

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1672.98 -8.27

寄り付き     1680.54

安値/高値    1670.51─1686.84

 

東証出来高(万株)144729

東証売買代金(億円) 25967.33

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