BMW、米国製SUVの中国価格を引き上げへ 関税コストの増加に対応

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 7月29日、独高級自動車メーカーのBMWは、中国で販売する米サウスカロライナ州工場生産のスポーツタイプ多目的車(SUV)2種類の価格を引き上げる。写真は同社ロゴ。NY市で3月撮影(2018年 ロイター/Shannon Stapleton)

[ベルリン 29日 ロイター] - 独高級自動車メーカーのBMW<BMWG.DE>は、中国で販売する米サウスカロライナ州工場生産のスポーツタイプ多目的車(SUV)2種類の価格を引き上げる。中国が輸入米国車に関税を課したことによるコスト増大に対応するためだ。

BMWがロイターに説明したところでは、利益率の高い「X5」と「X6」の販売価格が30日から4─7%高くなる。同社の広報担当者は「BMWは自由(貿易)を支持する立場だが、市場の変化に対して手をこまねいていることはできない」と述べ、関税の負担を値上げで吸収する意向を示唆した。

中国ではSUV需要が拡大しつつあり、BMWは昨年米国から中国に10万台強を出荷した。同社が中国向けに輸出する米国産SUVとしては「X4」もあるが、今回同モデルの価格には言及していない。

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