マリオットもプラスチック製ストローを中止 希望に応じて紙製ストローなどの代替品に

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 7月18日、世界最大手のホテルチェーンである米マリオット・インターナショナルは、2019年7月までに世界6500カ所に展開するホテルで使い捨てのプラスチック製ストローとマドラーの使用を停止する方針を明らかにした。写真はウィーンのマリオットホテルのロゴ。4月撮影(2018年 ロイター/Heinz-Peter Bader)

[18日 ロイター] - 世界最大手のホテルチェーンである米マリオット・インターナショナル<MAR.O>は18日、2019年7月までに世界6500カ所に展開するホテルで使い捨てのプラスチック製ストローとマドラーの使用を停止する方針を明らかにした。

これにより年間10億本のストローと2億5000万本のマドラーの使用が削減できるという。顧客の希望に応じて紙製ストローなどの代替品を提供する。

プラスチックごみ全体に占めるストローの割合は比較的小さいが、再利用が困難なことからしばしば埋め立て処分となり、紙製品に比べて分解率がはるかに低いという問題がある。

マリオットのほかにも、5月に米ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス<HLT.N>が650のホテルで年内にプラスチック製ストローの使用を中止すると表明。ハイアット・ホテルズ<H.N>も先週、プラスチック製ストローとつまようじの使用を中止する方針を示し、9月から希望者にのみ提供すると表明している。

コーヒーチェーンのスターバックス<SBUX.O>も今月、2020年までに世界中の店舗でプラスチック製ストローの使用を段階的に取りやめると発表した。

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