マツダ「CX-8」買うならどのグレードが良いか

駆動方式や乗車人数も選べる3列シートSUV

3列シートSUVであるCX-8は2種類のセカンドシートが用意される。1列目と3列目の定員は2名で固定となるが、2列目シートは2名掛けのキャプテンシート仕様と3名掛けのベンチシートの2種類からの選択が可能だ(L Packageはキャプテンシートのみの設定)。

7人乗り仕様の2列目シート(写真:マツダ提供)

そのシートの選択方法だが、比較的頻繁に7人を乗せることが多い場合や、車中泊に使うことなどを検討しているのであれば7人乗りをオススメしたい。乗車定員はもちろんだが、2列目がベンチシートになる7人乗り仕様ではセカンドシートまで折りたたんだ場合にフラットな荷室にすることができる。そのため、ディーラーオプション品のベッドクッションもベンチシート専用となっているほどだ。

6人乗り仕様の2列目キャプテンシート(写真:マツダ提供)

一方、7人フル乗車をする機会がなく、フラットな荷室もそれほど重視しないのであれば、キャプテンシート仕様の6人乗りも選択肢に入る。元々CX-8はサードシートも170cm程度の大人がしっかり座れるように設計されているため、多人数乗車の際もサードシートに座る人の不公平感も少なく、セカンドシートのキャプテンシートの快適性は言わずもがなだ。

アームレスト付コンソールボックス(写真:マツダ提供)

また、3列目にチャイルドシートを装着するようなシチュエーションでも、セカンドシートがキャプテンシートであればウォークスルーで3列目にアクセスできる。ただし、L Packageにはセカンドシート中央にも立派なアームレスト付コンソールボックスが備わるため、3列目へのウォークスルーはできない。そのため、L Packageは2列目にゲストを乗せることが多いユーザーにオススメしたいグレードだ。

で、結局グレードはどれにする?

もし、少しでも安くCX-8を購入したいと考えているのであれば、車両本体価格319万6800円からで設定されているベースグレードの「XD」となる。ただし、ミリ波レーダーを使って前方車との衝突危険を察知するスマート・ブレーキ・サポート(SBS)や、全車速で使える追従式レーダークルーズコントロール、キーを出さなくてもドアの施錠、開錠ができるアドバンストキーレスエントリーシステムなどは装着されず(メーカーOP 8万6400円で装着可能)、シートヒーターやステアリングヒーター、ヒーテッドドアミラー、前席パワーシートなどの快適装備がことごとく付いていない(こちらはOP装着も不可)。また、見ための面でもアルミホイールが17インチとなってしまい(他グレードは19インチ)、大柄なボディの足元が貧相になってしまうのも残念なところだ。

一方、トップグレードとなる「L Package」は、ディープレッドとピュアホワイト、2種類のカラーを選択できるナッパレザーのシートが標準装備となり、セカンドシート用のアームレスト付コンソールボックスにはカップホルダーはもちろん、USB端子やセカンドシート用シートヒーターのスイッチ、ティッシュボックスも収納できる大型の引き出し式ストレージボックスを備えている。そのため、セカンドシートの快適さはフロントシートをしのぐほどで、ファミリーカーというよりは後席にVIPを乗せるような使い方にも対応できるほどとなっているが、それだけに価格も跳ね上がり、4WD車になると車両本体価格は419万400円と400万円オーバーとなってしまう。もちろん、フラッグシップSUVモデルとしては決して高額ではないものの、ファミリーカーとして考えるとなかなか手を出しづらい価格帯と言えそうだ。

「L Package」の内装(写真:マツダ提供)

となると、やはりベストバイは装備充実の中間グレード、PROACTIVEだろう。安全装備はほぼ標準装備となり、快適装備もほとんどが装着されながらも、価格は353万7000円。これはほぼ同等のボディサイズを持つトヨタのフラッグシップミニバンの「アルファード/ヴェルファイア」で最も手頃な「X」(335万4480円)を下回る。これでマツダのフラッグシップSUVが購入できるというのであれば、ミニバンユーザーからの流入も納得できるだろう。

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