米ADP民間雇用者数、予想下回る 9月の増加数は、16.6万人増

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10月2日、オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)子会社などが同日発表した9月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数が16万6000人増加。写真はフィラデルフィアで開催された就職フェアで。7月撮影(2013年 ロイター/Mark Makela)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)子会社などが2日発表した9月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は16万6000人増加した。 ロイターがまとめた市場予想は18万人増だった。 8月分は当初の17万6000人増から15万9000人増に下方修正された。

9月は小規模企業の雇用者数が7万4000人増加し、中堅および大企業の増加幅を上回った。

エバーバンク・ウェルス・マネジメントのシニアマーケットストラテジスト、クリス・ギャフニー氏は、「この統計が基本的に示していることは、刺激策が継続するということだ」と指摘した。

「政府機関の閉鎖は米経済に悪影響を与えるため、追加的刺激策が引き続き必要になる」と述べた。

米連邦準備理事会(FRB)は債券買い入れプログラムの縮小を検討しているが、労働市場を含む景気が十分に回復していないという懸念から、9月は予想に反して縮小を見送った。

また、与野党の対立で予算が成立しなかったため、米政府機関は1日から一部閉鎖した。

ムーディーズ・アナリティクスの首席エコノミスト、マーク・ザンディ氏は記者団との電話会見で、政府機関の閉鎖は、今月中旬まで続かない限りADP雇用統計に「大きく」影響する可能性はないとの見方を示した。

閉鎖の影響で、4日発表予定の9月の雇用統計が予定通り公表されない公算が大きいため、ADP雇用報告の重要性が増した。

*内容を追加しました。

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