「45歳高収入モテ男」が貯金ゼロに苦しむ理由 離婚したら、その後のおカネはどうなるのか
今回、私たちファイナンシャル・プランナーの事務所に「おカネの相談」に来たのは、45歳で独身男性のA男さんです。ベンチャー企業の広告代理店に勤務、年収は1500万円と大手に負けないほどです。しかも容姿は「メンズ雑誌」から抜け出たようです。まさに「イケメンを地で行く」のですが「貯蓄がほとんどゼロで、将来が不安で仕方がない」というのです。イケメン過ぎるのが、逆に仇になっているのか? それとも、ただのおカネの使いすぎ? 早速、お話を聞いてみることにしました。
貯められない理由は「離婚」だけではなかった
A男さんはセンスの良い洋服に身を包み、清潔感もバッチリ。誰がみても女性にかなりモテそうなのに独身とは不思議でしたが、話を聞いてみると、過去に3回結婚しており、5人の子供も授かったそうです。
「高収入でイケメン」とくれば、モテるのは当たり前でしょうが、仕事柄、夜の飲み会などのつきあいも多く、華やかな会合に出席する機会も多くなりがち。付加価値の高い仕事をするうえでも、交際費が多いことはある程度、仕方がないところでしょう。
しかし、問題は女性との出会いも多く、「浮気」を繰り返してしまったことです。つまり過去3回の離婚の理由は、A男さんの「浮気」だったのです。そのため離婚のつど、妻たちに「慰謝料」を支払い、貯蓄がどんどん減っていくことに。加えて、A男さんを悩ませているのが、5人の子供たちに支払っている「養育費」。その金額はなんと、月50万円にも及んでいるそうです。
読者の皆さんにとっては、養育費の金額も高いし、そもそも払ったことがなければ、この話は身近に感じられないかもしれません。しかし離婚は今や珍しいことではありません。「離婚だけでなく、養育費も」となったら、どういう形で決まっていくのかも、ぜひ知っていただきたいのです。
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