米ドルが一時108円86銭、4カ月半ぶり安値

財務長官の「ドル安容認発言」に疑問の声も

 1月25日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル安/円高の108円後半。午後3時過ぎに一時108.86円まで売られ、昨年9月11日以来4カ月半ぶり安値をつけた。ムニューシン米財務長官のドル安容認発言が尾を引いている。写真は昨年6月撮影(2018年 ロイター/Thomas White)

[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点からドル安/円高の108円後半。午後3時過ぎに一時108.86円まで売られ、昨年9月11日以来4カ月半ぶり安値をつけた。ムニューシン米財務長官のドル安容認発言が尾を引いている。

ドルが大幅安となった海外市場の流れを受け、東京市場は109円前半の安値圏で取引が本格化。久々の円高水準とあって一部国内勢が買いに動いたほか、短期筋の利益確定に伴う買い戻しも加わり、一時109.48円まで切り返した。

しかしそうした動きは午前で早くも一巡。午後に入ると再び上値の重さが目立ち始め、ドルは海外市場でつけた安値を再び割り込んだ。

ユーロ/ドルも同様の動き。日本時間の昼過ぎに海外高値を上抜けた後はじり高展開で、午後3時過ぎには一時1.2458ドルと3年ぶり高値をつけた。

ドルは英ポンドや豪ドルなどその他通貨に対しても下落。全面安が続いている。

前日、ドル売りを強める要因になったムニューシン米財務長官の発言について、市場では戸惑いの声も出ている。「ウォール街出身のムニューシン氏が、輸出立国でもない米国のドル安を容認するのはあり得ない。外為市場がドル安で大きく反応したため、ロス商務長官があわてて否定する茶番劇が起きている」(邦銀)という。

ダボス会議に参加しているムニューシン財務長官は「弱いドルは米国の貿易にとって良いこと」と発言。その後、ロス商務長官が「強いドルが望ましいとの米国のスタンスに変わりはない」などと発言した。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 108.92/94 1.2445/49 135.58/62

午前9時現在 109.30/32 1.2390/94 135.46/50

NY午後5時 109.21/24 1.2406/10 135.50/54

 

(為替マーケットチーム)

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