ビットコイン、先物取引開始で交錯する思惑 シカゴ・オプション取引所での取引スタート

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先物上場についてビットコインの支持者らは、厳しい規制下で取引され、ウォレット(電子財布)に登録せず投資できる商品が加わることが利用拡大につながるとの期待感を示している。ただ、投資家や清算機関に対するリスクは残るとの声も聞かれた。

アナリストらはまた、先物取引開始によって現物の急激な動きが若干抑制される可能性を指摘した。

大手銀行や証券会社の反応はまちまち

チャールズ・シュワブのトレーディング・デリバティブ部門バイスプレジデント、ランディー・フレデリック氏は「ビットコインに現在関与してない多くの人々に市場が開かれた」と分析。

ただ、米国の大手銀行や証券会社の反応はまちまちとなっている。

チャールズ・シュワブ<SCHW.N> やTDアメリトレード・ホールディング<AMTD.O>を含む複数のオンライン証券は直ちにビットコイン先物は取り扱わない方針。

また、英紙フィナンシャル・タイムズは、JPモルガン・チェース<JPM.N>やシティグループ<C.N>がビットコイン先物の顧客の取引清算には直ちには応じない方針だと報じた。

ゴールドマン・サックス<GS.N>は7日、一部顧客への清算に応じる計画を明らかにしていた。

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