トヨタとマツダは8月、互いに500億円ずつを出資して資本・業務提携し、EV技術の共同開発を行うと発表していた。今回、マツダがトヨタとほぼ同じ数のエンジニアを送り込むのは、トヨタがマツダの開発手法を求めているからにほかならない。
EVは今後普及したとしても、ガソリン車と比べて台数規模はまだ小さい。大量生産・販売を得意とするトヨタの手法が必ずしも通用しない可能性がある。小型車から大型車まで基本設計をいち早く共通化して、効率よく開発しているマツダの手法はトヨタにとって魅力的だ。
デンソーとは昨年12月にトヨタが社長直轄で立ち上げた「EV事業企画室」を通じて、EVの設計・開発で協力している。今回の新会社はこの事業企画室とも連携する。デンソーは電池やモーターの制御などに必要な技術を持ち、ハイブリッド車の基幹技術などを担ってきた実績がある。トヨタは新会社でも早い段階からデンソーの技術を取り込むことで、EVの量産化を確実に進めたい考えだ。
この記事は有料会員限定です
残り 921文字
