マスク氏とザッカーバーグ氏、AI論争で火花 「人間を殺せるだけの知能」を持つのか
[サンフランシスコ 25日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが、人工知能(AI)が人間を殺せるだけの知性を持つかどうかとの見方について、ここ数日舌戦を展開している。
マスク氏は25日、ツイッターで「(ザッカーバーグ氏の)この問題に対する理解は限定的」と批判的な投稿を行った。
これより先、ザッカーバーグ氏は23日に動画を配信中、ロボットの危険性に対するマスク氏の見方について視聴者から質問され、「私は非常に楽観的だ」とコメント。「否定的な見方をする人たちは終末のシナリオを吹聴しようとするが、私には理解できない。きわめて否定的な態度で、ある意味で大変無責任だと思う」と回答した。
一方マスク氏は、今月行われた米国の州知事の会合で、AIの危険性はそれほど架空のものではないと述べ、規制に動くべきと発言した。
AIは医療や娯楽、銀行などの部門で広く活用されるようになったが、マスク氏とザッカーバーグ氏は、各国政府による規制強化が必要かどうかで激しく対立している。
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