マックやガスト、JALまで「ハワイ頼み」のワケ 外食、コンビニ、航空各社もハワイ消費に殺到
「ファストフード、コンビニエンスストア、レストランチェーン。業態の違う会社がロコモコを一斉に提供するのは画期的なこと。外食機会が増えてマーケット全体の活性化につながれば、これほどうれしいことはない」――。外食大手すかいらーくの谷真社長はそう話す。
7月4日、日本マクドナルド、すかいらーく、ローソン、ハワイ州政府観光局は4者合同の会見を開き、ハワイ州観光局公認商品の販売を始めると発表した。
3社同時に「ロコモコ」商品を販売
ご飯の上にハンバーグと目玉焼きを乗せて、グレイビーソースをかけたハワイ料理の「ロコモコ」をキーワードにした商品を、7月11日(夏のいい日と読み、ロコモコ開きの日と設定)から期間限定で同時に販売する。
ハワイ州観光局公認商品として、マクドナルドは「ロコモコ」(税込み390円)やカレー味の派生商品などハンバーガー4種類や炭酸飲料2種類を投入。
すかいらーくは主力ブランドのガストで「チーズ IN ロコモコボウル」(税抜き799円)を、ローソンは「からあげクン ロコモコ味( デミグラスソース味)」(税込み216円)や、ロコモコ風のパスタやサラダなど4商品を販売する。
外食の大手2社にコンビニ大手を加えた3社が同時に商品発表会を行うのは珍しい。働きかけをしたのはハワイ州観光局だ。
局長のエリック高畑氏は、昨年12月に米ハワイアン航空が羽田から、今年の9月には日本航空(JAL)が成田からそれぞれハワイ島コナに直行便が就航することを引き合いに出し「日本でもハワイのエナジーフード・ロコモコを浸透させるとともに、ハワイに行ってもらうことがキャンペーンの目的だ」と狙いを語る。