残念な営業は仕事の優先順位がわかってない 顧客訪問を減らさないスケジューリング術

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2つめは上述した外回りの営業に関する「数値目標」を自分なりに作ること。例えば「今月は新製品のカタログを100部配る」という目標を立てた場合、それを実現するために何件アポを取ってクライアントを訪問するかを決めるのです。デスクワークはその合間に効率的に挟むように、月間、週間、1日の予定を自分で管理し実行するのです。

そうはいっても、最初はやりくりがなかなかうまくいかないと思います。「何を優先して、何を後回しにするか」「自分はこの業務にどれくらい時間がかかるのか」、そこをきちんと把握していなければ、アポとアポの間の定められた時間に業務を配分するのは難しいものです。

業務をカテゴライズし、優先順位をつける

そこでもう一つのテクニックです。それは、自分が抱えている業務をノートや手帳に片っ端から書き出してみることです。業務の大小や重要性にかかわらずひとまず思いつくままリストにしてみましょう。大切なのは文字にして書き起こすことです。

さらにそれを、「今日やらなくてはならないこと」と「明日以降に回しても問題ないこと」という風にカテゴライズしてみてください。判断がつかない場合は、「この資料の作成は○日まで延ばして問題ないですか」などと、一つひとつ先輩に聞いてみること。そうして作成したリストを基準に、クライアントとのアポの時間までに、「今日やらなくてはならないこと」から優先的に潰していくのです。これを地道に継続していくと、徐々に仕事の優先順位をどうやって付ければいいのか、そして自分がそれぞれの業務をこなすのにどれぐらいの時間がかかるかが感覚的に分かるようになってきます。

多くの営業マンは、失敗を重ねながら徐々にそうした業務感覚を掴んでいくものです。中には何年経ってもこの整理ができない人もいます。つまり、この外回り優先のタイムスケジュールをいかにこなせるかが、営業マンとして活躍できるか否かの分かれ目になってきます。今、この新人のうちから、意識して習慣付けておきましょう。そうすれば、同僚より一歩も二歩も先に行くことができるはずです。是非、実践してみてください。

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アルファポリスビジネス編集部

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