徹底調査､都内主要駅｢トイレ｣の数と清潔感 これさえ読めば､トイレ選びで失敗しない

山手線や京浜東北線に乗って上野駅を目指す際、または東海道線で品川駅を目指す際は、どうか一つ手前で降りず、そのまま目的地まで向かってほしい。上野駅はトイレによって混雑度が大きく異なるものの、モダン調のトイレが2カ所あり、とてもきれいで、さらに匂いも消臭剤の効果がしっかりと感じられ、清潔感があった。

それに対し、お隣の日暮里駅は今回最下位。10.7万人の乗降人員に対し、トイレは1カ所しかなく、便器が6つしかなかった。そのためとても混雑していた。清潔度は普通だったが、臭いが強く、上野駅との落差が激しすぎる。

一方、品川駅はいたって普通のトイレだが、隣の大井町駅は臭いが気になる。ごみが落ちているわけではないので、視覚的にはきれいだが、臭いがとにかく気になる。そういった理由で、この2つの駅に関しては目的地まで乗車してほしい。

渋谷駅、恵比寿駅は避けたい？

中央線の新宿駅と中野駅、京葉線の東京駅と八丁堀駅はどちらも大した差はない。新宿駅はどこも混雑度は高めだが、トイレは4カ所あるので、混雑していれば他に行くこともできる。

中野駅は古いトイレではあるが、不衛生というわけではなく、空いているので待つ必要もない。ベビー休憩室もあるので、ゆったり利用することができる。

東京駅も同様に、混雑度は割と高めだが、その広さゆえに数も多く、常に清掃されていた。八丁堀駅はきれいだが、臭いが少し気になる程度で、どちらも一般的なトイレゆえに、どちらを利用してもいいと感じた。時間があれば我慢せず、手前で降りて利用してもいいだろう。

最後に紹介するのはマイナスの意味での「どちらでもいい」駅だ。湘南新宿ラインや山手線、埼京線で恵比寿駅から渋谷駅を目指す場合、どちらの駅も臭いはないが汚れが気になるのであまり利用したくない。渋谷駅はパウダーコーナーの鏡がとにかく汚い。恵比寿駅は洗面台およびパウダーコーナーの足元にごみが目立つ。どちらも若者の街だから、と決めつけることはできないが、利用者はぜひ自分の顔をきれいにしたら、身の回りもきれいにし、その場を後にしていただきたいものだ。