体調が丸わかり"危険な舌"の状態はこれだ 舌は「健康のバロメーター」

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不調舌リスト(イラスト:上田惣子)

■表面が白い→身体の冷え、胃弱

表面が白いのは、舌苔が増えすぎている状態で血流不足のサイン。黄色がかった場合は、胃や肝臓のトラブルを抱えていることも。

■舌苔がまだら→免疫力低下

過度のストレスなどで身体のバリア機能のバランスが悪くなっている証拠。昼夜逆転など生活リズムが整っていないときや不安障害の兆候にも。

■表面が割れている→水分不足

地割れのような亀裂がある場合、身体は乾燥傾向。不眠や便秘、さらに体内の塩分濃度も高まるため、高血圧や脳卒中の危険も。

■赤い→高血圧

血流が悪く、血管に炎症を抱えている可能性も。特に、舌先の先端が赤いときは、要注意。常に身体が熱くなりがちという特徴も。

■ふちがギザギザ→慢性疲労、むくみ

水分代謝が悪く余剰水分がたまって舌がむくんで肥大化→歯形に沿ってギザギザに。下痢やめまい、慢性疲労に陥りやすい。

当てはまったら病院へ“危険舌”

危険舌リスト(イラスト:上田惣子)

■舌苔が黒い(こげ茶)→胃潰瘍・胃がんのキケン

消化管、特に胃・十二指腸に何らかの潰瘍(かいよう)、炎症性病変が隠れている兆候。1度、病院を受診したほうがいいでしょう。

■まっすぐ出せない→心筋梗塞のキケン

筋肉を正常に動かす神経が侵されたり、血管が詰まりかけている可能性あり。舌の表面が細かく波打つのも危険シグナル。

■舌の裏の血管がボコボコ→脳卒中のキケン

血液が悪く、血管が詰まりやすい状態。紫や青黒く見える場合も要注意。左右差が顕著なときは、すぐに病院に行ったほうがよいレベル。

歯科医師 中城基雄先生
中城歯科医院院長。鍼灸(しんきゅう)師でもある。体質由来の口臭治療の専門医として、3500人以上の口臭を治療。口臭を含む口腔内の変調を病気のサインとしてみる姿勢から、なぜか、全身の状態がよくなると噂される歯科医師に。『病気の9割を寄せつけない たった1つの習慣』(1300円税別、サンマーク出版)は、口の中だけでなく、顔や声、姿勢を見るだけで、身体の調子を見抜く方法を中城先生が解説した1冊。自分の体質を知れば、不調の原因もわかるかも!
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