東芝、決算報告再延期を財務局に申請へ 14日開示は見送る、と関係筋

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 3月13日、東芝は14日に予定していた2016年4―12月期決算の開示を再延期する見通しとなった。監査法人との調整が難航しており、関東財務局に決算報告の期日延長を近く申請する。写真は東芝のロゴ、2月都内で撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 13日 ロイター] - 東芝<6502.T>は、14日に予定していた2016年4―12月期決算の開示を再延期する。監査法人との調整が難航しており、関東財務局に決算報告の期日延長を近く申請する(訂正)。複数の関係筋が明らかにした。

当初の2月14日の開示予定からすでに1カ月遅れており、当局の承認が得られなければ上場廃止になりかねない重大局面に直面する。

関係筋によると、東芝は当局と開示期日の延長に向けて協議に入った。監査法人との調整が難航し、承認が得られていないためで、延長が認められなければ、14日から8営業日以内に当たる27日までに四半期報告書を提出できないと、上場廃止になる。

2月14日に決算を発表する予定だったが、米原発子会社ウエスチングハウス・エレクトリック(WH)で内部管理をめぐり不正があったとして監査法人が調査に入る必要が出てきたため、開示を1カ月遅らせた。

金融商品取引法に基づき上場会社に提出が義務付けられている四半期報告書は、各四半期終了後45日以内に提出しなければならず、2月14日が第3・四半期の報告書を提出する期限だった。

東芝は2015年にも、四半期報告書の提出を2度延期している。

東芝は「コメントを差し控える」(広報部)としている。

(布施太郎 取材協力:浦中大我 編集:田巻一彦)

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