山本彩「アイドル」の皮を被ったアーティスト さや姉の「おもろい」ところはどこにあるのか
山本彩は、抜群に性格がいい。曲調からも感じ取ることができるが、常に落ち着いている。AKB48のような大人数グループの場合、出演者の待ち時間は相当長い。メイクに90分かかる他のメンバーを、メイクが30分で終わる“さや姉”は、文句も言わずに自然体で60分けなげに待てる。でも、元々は、アイドルグループではなく、3ピースのガールズバンド(ギター&ヴォーカル担当)を組んでいた彼女。AKB48グループに入ったのは、自然なことと思えないのですが?
「きっかけは、母がオーディションの募集を見つけてきて……。アイドルをやって、そこからいろいろと進んでいくやり方もあるかなって。だから、一生懸命、アイドルを頑張ってた」
生粋のシンガーソングライター
ソロデビューまで6年を要した。
「“いずれやりたい”と思っていたシンガーソングライター。あきらめてた部分もあったので、やっとできて、やっと始まったな、という感じはします」
曲作りでは、仕事上で経験するあれこれをぶつけるという。つまり、感情をコントロールするために、歌がある。そういう意味では、生粋のシンガーソングライターだ。で、そのあれこれの経験のなかに、「『GQ』で大人セクシー発動」から「吉本新喜劇出演経験」まで含まれているのが、“さや姉”の“おもろい”ところだ。
NMB48所属。アイドルでありシンガーソングライター。1993年生まれ。大阪府出身。ソロデビューアルバム『Rainbow』が発売中。全13曲のうち6曲を自身が作詞作曲している本物。
(Photos: Maciej Kucia @ Avgvst Styling: Kaz Ijima @ Balance
Hair & Make-up: Ai Sakuma Words: Noriaki Moriguchi @ GQ)
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