08)クロスシートに乗れる東京の地下鉄路線
地下鉄の電車と言えば通勤型車両が主流だから、車内の座席はロングシートがふつうだ。そんな中にあって、クロスシートのある車両がやってきて運よく窓側に座れれば、プチ旅行気分になれて嬉しいものだ。
都営浅草線は、京浜急行からの直通電車に一部をクロスシートとしたセミクロスシートの車両が充当されることがあり、座れればラッキーだ。また、北総鉄道の「C-Flyer」(9100形)という電車は車端部にクロスシートがあり、しかも対面式ではなく特急車両のような2人がけの配置になっているのがよい。シートは進行方向に向かって編成前半が前向きで、後ろ寄りは進行方向と逆向きになるから要注意だ。
東京メトロ南北線と都営三田線の電車の車端部にもボックス席があったが、使い勝手が悪かったのか年々改装されるたびにロングシートに変更され、ほぼ全滅状態なのは残念だ。
これから増えるか「座れる地下鉄」
09)いよいよ到来!座席指定列車の時代
東京メトロ千代田線内を走る小田急ロマンスカーMSEは、通勤用特急として人気が高く、現在夕方は「メトロホームウェイ」として5本走っている(1本は北千住発、4本は大手町始発)。このほか、3月25日から西武鉄道の新型車両を使用する「S-TRAIN」が有楽町線と副都心線でデビューする。いよいよ、地下鉄内でも座席指定列車が増加するようだ。
10)地下鉄の最短路線はたった800メートル
都営地下鉄大江戸線は路線延長40.7キロメートルで、これは日本一長い地下鉄路線である。では、反対に日本最短の地下鉄路線は?というと名古屋市営地下鉄上飯田線で、路線延長はたったの0.8キロメートル。平安通駅と上飯田駅の2駅だけで途中に駅はない。
もっとも、この線は上飯田駅で名鉄小牧線とつながっており、全列車が直通運転しているため、名鉄小牧線が名古屋市交通局の助けを借りて延伸したともいえる。車両は交通局のものと名鉄のものが走っている。4両編成で、昼間は15分毎。地下鉄にしては運転本数が多いとは言えない。
以上、地下鉄に関する話題を拾ってみたが、なかなかユニークなものもあり奥が深い。注意深く見ると、地下鉄路線もそれなりに楽しめるであろう。
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