日産「ダットサン」の復活と課題 新興国を開拓、インドに第1弾「GO」投入へ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「プリンス」とともに、かつての日産自動車を代表した車名ブランド「ダットサン」が、帰ってくる。

日産は、新興国向けエントリーカーブランドとして「ダットサン」を2014年に復活。その第1弾となる「ダットサンGO」をインドで発表した。14年初めにインド市場に投入する。ダットサンブランドの新型車は、14年後半には、インドネシア、ロシア、南アフリカでも発売となる。

コーポレートロゴを刷新

ダットサンの立ち上げを控え、一足早く日産はグローバルのコーポレートロゴを刷新した。従来のロゴは、「NISSAN」と太書きされた文字の下に、日産と、高級ブランド「インフィニティ」のエンブレムがあしらわれていたが、新しいロゴでは日産、インフィニティとともにダットサンのエンブレムも並び、「NISSAN MOTOR COMPANY」の文字は比較的目立たなくなった。ダットサンを、日産やインフィニティに並ぶブランドに育てようという日産の意気込みがうかがえる。

新興国の一次取得者向けということで、GOの最大の特徴は40万ルピー(約70万円)以下という価格だ。そもそもダットサンブランドを立ち上げるのも、低価格車がラインナップされることにより、「日産」のブランドイメージが損なわれるのを防ぐためだ。

次ページコストへのこだわりとは?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事